●2009年10月の記事
チャボさんの死と子どもの心
- 2009年10月30日|
- 園長の一言千言 |
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おみせやさんごっこ遊び、いもほりと、園はにぎやかな日が続きます。にぎやかさの影のように、チャボさんが亡くなりました。4月に亡くなったチャボさんと同様、老衰であります。教職員は、こどもたちにやすやすと捕まってしまう姿に、彼女の老いを感じていました。
在りし日の「ゴマちゃん」
このたびは、クラスごとに担任が話して、チャボさんの亡骸を見たり、触れたりしながら、お別れをしました。心情をふるわせる子、興味本位で「何で動かないの」などと質問してくる子、怖くて触ったり見たりできない子など、受け止め方は様々です。
この絵を見てください。死んで横たわっているチャボさんの絵です。
亡くなった翌日、絵や手紙をちゃぼさんにささげるべく持ってくる子、供えるべくお花をもってくる子が、ありました。いったい子どもたちはどんなふうに感じ、何がうごめいているのでしょうね。子どもたちは先生の話をまっすぐに受け止めて、それぞれの反応をいたします。4月の際、園長がみなに話したことを、ほぼ間違いなく親御さんに伝えてくれた園児もいました。
この絵は、年少組の子がチャボの死にふれて、家に帰るとすぐに描きだしたそうです。すばらしいことだと思います。身近な人の死を経験したことのない子どもさんには、チャボさんの死んで横たわっている姿は衝撃的だったかも知れません。子どものやわらかい心が、死という大人でも背負いきれない大きなものを抱えるのです。お母さんも、驚きのようであり、そのけなげさに切ないようでもありました。
ショックを引きずるようなら、新たな配慮がいりますが、ショックを受けること自体はたいせつな体験です。
絵を描くということによって、無意識のうちでショックを和らげているのかもしれませんし、大きくゆれる心をなだめたのかもしれません。絵や詩など「表現」というのは、内面で形なくうごめいているカオティックなものを心の外に出して形を与えることで、救いになることがあります。
また子どもたちが死にまつわる単純でむつかしい質問を親に投げかけてくることもあるでしょう。そんな時は、簡単にこたえることよりも、一緒になって考えてみられてはいかがでしょうか。だってほんとうは、大人だって答えをもっていないのですから。
小さい頃、死のことを考えて眠れなかったという経験をもつ人は相当いるものです。私はそういう繊細な子どもぢゃなかったのですが、大学で先生をしていたころに知りました。その子たちは、死の疑問に大人が答えてくれないのを知っていつの間にか答えはないものだと疑問を封印してしまうのです。「先生の授業でやっとその問いに答えてくれる話を聞いた」というコメントをしばしばもらいました。
そういう悩みを抱く感受性の強い子は、往々にして気が弱いとか、頭でっかちとか、神経質とか評されてしまいがち。でも、『育児の百科』の松田道雄せんせいは「人間の中にはそういうデリケートな性質の人がいるのだ。世界を美しくしてくれるのは、そういう人だ」と言っています。(この言葉に私は、長男が小さかった頃どれほど励まされたか。)
ついでに、死体という形で具体的に立ちはだかる死という謎が、人類が芸術や宗教を生み出した源です。その謎を、大人はわかった気になっているが本当は知らないんだということを暴きだすのが(ソクラテスがしたように)、哲学の源です。
初めての体育教室
- 2009年10月25日|
- びさいっ子の部屋 |
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話しをしてから数日…
ちゅうりっぷぐみのみんなが楽しみにしていたこの日がやっと
きました!!体育教室だ~!!
みんな体操服と体操ズボンで朝からウキウキ♪
初めての活動で不安なお友達もいましたが…始まってみれば
なんのその★
坂田先生の話をしっかり聞いて、よ~いドン!!
続きましては、器具を使って、くぐったり、ジャンプしたり登ったりします。
当たるとビリビリするらしい?!鉄棒をくぐります。
ちょっぴり怖いけど、がんばるぞ!!
このマットを登って降ります。
つかむところがないので、自分でなんとか考えて登ります!!
大人の目から見ると、「こんなことできるの?!」と思うことも
みんなどんどんこなしていきました。すごいですね!!
保育の中にも取り組めるところは、盗んでいきたいと思います♪
仲良くなれるかな?
- 2009年10月25日|
- びさいっ子の部屋 |
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普段は学年を越えて関わることが少ない子どもたちですが、
この度、さくらぐみとちゅうりっぷぐみで一緒に給食を食べました。
ちゅうりっぷの教室まで、さくらのお兄さん・お姉さんが迎えに来て
くれました。どちらも少しドキドキ緊張気味です。
いつもと違う場所でのちゅうりっぷお当番さん…
堂々と上手にできました。
年齢は違えど、みんなびさいっこ♪
すぐに仲良くなり、楽しいひと時を過ごすことができました!!
この関わりを通して、お兄さん・お姉さんの自覚を持つことや、
また、お兄さん・お姉さんに憧れを持って活動できるといいな~と
思います。
大山フィールドアスレチックへ(すみれ組)
- 2009年10月18日|
- びさいっ子の部屋 |
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年長5歳児すみれ組。
すみれ組親子で大山フィールドアスレチックに行こう!!ということで今週は秋晴れが続く中、子どもたちが楽しみにしていたこの日の降水確率70パーセント!!!!!他の日は天気予報では晴れマークなのに・・・
保護者のみなさんが予定通り大山に向かうか、雨天時コースで行くか多数決で決めてくださいました。
さて・・・行き先はどちらに・・・・
園長先生が大山のピンポイント天気予報を調べてくれた結果、意外と降水確率が低いことが分かり、大山フィールドアスレチックに到着です。もちろん子どもたちは大喜び。
実写版アルプスの少女ハイジに遭遇!ついつい乗りたくなったとお母さん。見事なブランコさばきです。
こちらはフィールドアスレチック「昆虫コース」名物のあり地獄。
どんどん子どもたちが集まります。何度も滑り落ちます。担任がちょっとした遊び心で登り綱を上に引き上げると、まさしく必死に脱出をしようとしています。この後、縦登りだけでなく、正規の回りながら走って上まで登る方法でクリアする子どもが現れ、拍手喝采。
やっぱり体を動かすのは楽しいですね。
子どもも親も本当に楽しんでいます。しかし、ここで小雨が降ってきてしまいました。そこで・・・
困った時のギター君登場です。雨宿りの間、全員参加でゲームをしました。名付けて「人間イスとりゲーム」。おうちの方にイスに変身してもらいました。
歌が止まったら友だちのお母さんだろうが何だろうが座る!ひとのお母さんに座るときのはじらいやためらい、自分のお母さんが人に座られた時の理不尽な表情が何ともかわいかったですが、回を増すごとに、激しい盛り上がりを見せていきます。3名おられたお父さんイスはもちろん大人気なのでした。
お弁当タイムになるころには不思議と外は晴れていました。やっぱり外で食べるごはんがおいしいですね。
お弁当の後は少し遊んでからみんなでハンカチ落しをしました。世界陸上を観ているような疾走感でした。追いついたり、なぜか追い抜かれたり、捕まえられず力尽きたり。
降水確率70パーセントのおでかけは、空がみんなの味方をしてくれたように感じた楽しい一日でした。
運動会練習編(おまけ)
- 2009年10月17日|
- びさいっ子の部屋 |
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年長5歳児すみれ組。運動会が終わりました。次は芸術の秋に向かって製作等をしていますが
未公開だったかけっこ、リレーの練習風景をお届けします。
この日は近くの公園まで運動をかねて散歩に行きました。 開放感の中、かけっこをしてみると・・・眼が本気です。
よく見ると、全力疾走でくつが脱げ、くつを置き去りに走り切る子もいます。止まれば負けるからそのまま走ったとのこと。エライ!
爽やかな青空が元気に走る子どもたちを歓迎しているかの様です。
名前を呼ばれると元気に手を挙げて返事をします。
ゴール目指して走る姿に貫禄さえ感じます。
次はリレーに挑戦です。今思えばこの日からすみれ組「負けず嫌い伝説」がはじまったんですね。
黄色い歓声が響く中、憧れのバトンを(年中では丸型のバトン、年長から筒状のバトンを使用します。ゆえに今持っているバトンは年長しか持てない憧れのバトンです)次の走者に繋げます。
仲間が抜かれたら自分が追い抜く!絶対にアンカーがゴールするまであきらめない。仲間を信じる。これがすみれ流のルール。
運動会後に楽しかった場面として絵を描くと、リレーの絵が多いこと多いこと。そしてその絵のストーリーを語ること語ること。
それほど夢中になれたリレーなのでした。
足先も使っちゃおう!(すみれ組)
- 2009年10月17日|
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年長5歳児すみれ組。運動会も終わり、久しぶりの更新となりました。
こちらはとても頭を使う遊び囲碁。担任が対局を拒みたくなるくらいの名人も誕生しつつあります。

こちらは手先を使う遊び。立体の作品も登場しつつあります。
頭を使い、手先を使う。バランスのとれた遊びのようにも見えますが何か足りない・・・・
ズバリ「足先」を意識することが足りませんでした。
県内のある幼稚園では足先や足にスポットを当てた保育をされるところもあります。そんなある幼稚園の保育を見学してきた担任が「これなら楽しくできる!」と1学期後半より子どもたちと遊び感覚でやっているのが・・
はい。足を使ってお手玉をフープの中に入れる速さを競う遊び。
みなさんかなり必死です。8個のお手玉をより早くフープの中に入れた人が勝ち。予選を勝ち抜くと決勝に進みます。
手先が器用でも勝てない勝負。不思議な光景です。
普段は物を足で扱うことはいけないと子どもたちに伝えていますが、「いけない」と使わないのも事実。決められた空間の中で足先を使える環境があれば、楽しんで足の指先の感覚を鍛えられるのです。
芸術の秋
- 2009年10月13日|
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動会を終え、次にみんなを迎える行事は『公民館まつり』と『おみせやさんごっこ』です♪
ちゅうりっぷぐみの芸術家たちも、もちろん参加しま~す!!
☆まず1つ目の作品は・・・
秋のお友達!栗のくりぼうです!!
個性にあふれた、様々な顔のくりぼうたちが、今にも動き出しそう ですね♪
☆2つ目の作品は・・・
みんな大好き!ペロペロキャンディー!!
この作品は、作るのにとっても苦労をしました。紙粘土が乾いてしまうので、なかなかキレイに巻けなくて、子どもたちも先生たちも必死で作りました。
本物のペロペロキャンディーみたいで、思わず「食べたいっ!」と言う子どもたちです。
☆そして3つ目の作品は・・・
チョコがたっぷりかかった!ドーナツ!!
まだ作成中ですが、こちらも本物みたいで美味しそうです♪♪♪
↓①ドーナツを作っています。
↓②ドーナツが出来上がったら、チョコをかけましょう!
☆おまけの傑作品☆
こちらの作品は、自由遊びで男の子たちが力を合わせて作った『バイク』だそうです!
みんなでどこまでドライブに行ったのでしょうかね!?
おさかなねんど その2
- 2009年10月13日|
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さて、次の日。
いきなり魚が増えていました。


どんどん作られて、「すみれマリンワールド」なんて命名も聞こえてきましたよ。
豪快なのが、このいか!

この厚みと大きさで落ちないのがフシギなくらい


これらを子どもたちはなんと、何も見ずに作ります。つまり自分のなかにあるイメージで作っているのです。魚に対する豊かなイメージをもっている、いえ、豊かなイメージを養ってきた子どもたちです。


名前をちゃんと知っていたり、細部にわたって表現ができたり、次から次へと魚がくりだされてきたりと、こういうところに境港の底力を感じます!
巨大イカは、この時点ではなぜかカブトムシと合体していました。
廊下の「マリンワールド」前に子どもたちが椅子が並べだしました。
また何か始まりそう・・・・
おさかなねんど
- 2009年10月10日|
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年少ちゅうりっぷ組の男の子が午後の自由遊びの時間に、こんな作品を作りました。

これを見た年長組の男の子たち、触発されて、創作意欲が駆り立てられたのか、負けるもんかとおもったのか、魚のことなら俺たちのほうがよく知ってるんだぜと思ったのかは知りませんが、放課後2階に上がってみると・・・


こちらも、見事でしょ?
廊下に飾るあたりが年長さんですね。見せるってことが意識されています。
そして、なかなかリアルでしょ。
クチグロとかカジキとかを作ったのだそうです。


放課後の幼稚園が海の中のようになっていたのでした。
そして、その次の日は・・・つづく
運動会、盛り上がった!?
- 2009年10月 5日|
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10月4日〔日)雲ひとつない晴天のもと、運動会が行われました。

園児と教職員と保護者が作る運動会です。この三者が、それぞれの力を発揮し、知恵を絞って工夫を凝らし、参加して、盛り上がりました。(あいにく職員が写真をとれないので、写真がほとんどありません)
競技の一つを紹介します。その名も「東海・ウラジオストク・境港に行ってQ!」
平井知事さんも、中村市長さんも力を入れていている「東海・ウラジオストク定期貨客船」ですが、その意をくんで(?)編み出された競技です。そして、びさいっ子がその就航を記念する式典に招かれ好評を博したのは記憶に新しいところです。
「行って~Q」とポーズを決めてスタート



ウラジオストク


最後はやっぱり

境港で釣り。釣りあげた魚を高く掲げながらゴールインする姿が誇らしげでした。
番外編
持ち帰ったパラバルーンを拭いてくれている保護者と教職員、それに卒園生の小学生さんです。準備から片づけまで、みんなの力で作るびさい運動会ということが分かる1シーンです。

ところでこのあと、保護者さんたちがパラバルーン演技をしてはしゃいだのでした(当然。笑)
みなさん、ありがとうございました!!
交通安全マスコット配布
- 2009年10月 2日|
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9月30日交通安全週間の最終日、市役所前で交通安全マスコット配布が行われました。1学期末から交通委員さんを中心に作ってくださったマスコットをドライバーさんに安全運転のお願いとともにお渡しするというもの。
本当なら、さくら組園児と保護者とが秋の散歩を楽しみながら行う予定でしたが、朝からあいにくの雨。保護者のみで行うこととなりました。お母さんやお父さんと一緒にマスコット配りをするのを楽しみにしていた園児さんもおられたので、残念でした。
幼稚園って、行事が多いとかPTA活動が大変とかいうのがマイナスイメージになるようですが、入ってみればそれがひっくり返ることが多いです。実際はこうして子どもたちと親がいっしょにおこなう行事を、子どもも親も共に、どれほど楽しみにしているかを私たちは知っています。

はじめに警察の方のあいさつと、エアバック実験があり、実際にエアバックが出るところを、

続いて路上に出ました。

園児がいなくてさみしかったところ、下の子どもさんを、この雨の中!連れて来てくださった方があり、

やっぱり絵になるし、
かわいいし、


チャイルドシート、ジュニアシート、シートベルトの着用を徹底し、子どもたちを事故から守りましょう。
雨の中、交通委員さんはじめ、さくら組保護者のみなさん、ありがとうございました。
さくら組のお部屋では・・・・

壁面が、このたび予定していたさくら組の交通安全行事に合わせたものになっています。この壁面で、園児たちとたのしく、ストーリーやイメージを膨らませながら、交通安全指導も行っています。