芸術の秋

園外保育たけなわの10月、中野公園から帰ってきた園児がつくった作品です。

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よくできているでしょ?

自分がさっき行ってきた場所を粘土でうつして形づくる。よほどたのしかったのでしょうか。見てると楽しさが伝わってくる感じです。

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芸術的ないとなみ――絵を描く、詩を書く、彫刻を刻む等々――それらは現実をうつして新たな現実を生み出すということです。この「うつす」といういとなみは人間以外のどんな生物もしない、いいかえると人間の人間たるゆえんということです。

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だから、ものごとに「役に立つ」「便利」「損得」という物差しばかりあている人にとっては、芸術的な創作は無意味に思えて、「何のために絵を描く?」「詩を書いて何になる?」という質問が出てきます。

しかし、その無意味こそ、根源的でクリエイティヴないとなみである証。

うつすというさりげないいとなみは、根底的だから普段は意識されないけどあらゆる意識活動の前提として横たわるもの。

芸術は、人間を根源から健やかにするいとなみ。

秋の夜長を芸術の秋とキメこんでみたいものですね。

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