年長5歳児すみれ組。
「お手伝い」ではなく一生懸命「仕事」をして、
草にも負けず、その努力は、
労働の報酬。お金を得て「お店やさんごっこ」に挑んだすみれ組。
その活気がお客さんを魅了し、
目の回る忙しさに追われても、どこか表情は爽やか。
接客業の真髄はお客さんとのコミュニケーション。こんなふうにしたらお客さんは喜ぶんじゃないか?という相談を子どもたちからよく受けました。
お店屋さんごっこという行事は終わりましたが、遊びに終わりはないようで、魚釣り屋さんは現在も出店中です。
あきのお芋掘りは、
今年は不作で残念でしたが、
棉摘みの方は豊作です。
こんなにとれたよ!
「あったかいわ!」
こだわりの遊びは不思議で魅力的な造形を作り出し、芸術の秋を匂わせます。
最近は星に興味を持つ君からは、
「先生!金星が見えるからのぞいてごらん!」との招待状。
いつか君の名前が付いた星を図鑑で発見するかもしれませんね。
こちらの遊びは原点回帰。立体に凝っていた子どもたちが、長い直線にドミノを並べます。
先生は前のすみれ組とドミノを廊下まで繋げたらしいという伝説が、心にひをつけたようです。
15回の失敗にもめげず、廊下どころか階段まで到達したこの遊びは、不思議と無言と「ゴメン失敗した」、「やり直そう」という単純なやり取り。
全く違う遊びをしていた子を巻き込むほど。息を飲み、成功した時にはクラス中から拍手が起こりました。
いつの間にか「遊び込む」力が付きつつある子どもたちでした。
これこそ美哉幼稚園のすみれ組だと、誰にもばれないようにガッツポーズをした先生なのでした。