びさい幼稚園PTA 人権環境委員会という、名前だけ聞いたら引いてしまいそうな委員会があり、その定番の活動として「子育て’共’室」をやっています。委員さんから上がったテーマにそって話を聞いたり、体験的な活動をしたり、体動かしたり、井戸端会議したり。
保護者さんたちの関心は広く、今年の1学期の内容も、フェアトレード、ヨガに断捨離。「子育て」と言いながら親のカルチャーセンター化してるなんて思われる人もいるかもしれませんが、子育て中のお母さん方はなかなか自分の趣味や関心を満たすことはできません。幼稚園での1、2時間というひとときが、普段とちょっぴり違う充実感を得られるなら、それが日常生活をリフレッシュするってことはあるでしょう。直接子育てをテーマにして「向き合う」ことだけが子育て支援ぢゃないだろうと思うわけです。
で、1学期はこんなんでした。
まず、5月は、去年から引き続きのフェアトレードについてのちょっとした勉強会。、資料やビデオを見ながら、頭で「公正な貿易のかたち。消費は投票だ。だから消費行動を変えることで、貧困と環境破壊を生まない生産を支援できる」などと学びつつ、口で実証。フェアトレードの紅茶やコーヒー、クッキーやチョコレートを食べながら、「おいしい」「これなら高くない」「また欲しい」などといいながら、話がはずみます。
後半は境港市の防災マップを見ながら地震対策の話。
フェアトレードについてはこちらをご参照ください。
http://www.fair-t.info/ft-producer/what-is-fairtrade.html
続きまして、6月蒸し暑さを吹き飛ばせ!ということでヨガ。
ヨガマット持参の方が数名あることからもわかるように、とにかくヨガは安定的な人気があります。ただ、興味はあっても機会を作れないというのも実情です。
以前、カラーセラピーでもお世話になったBODY SHOPの阿野さゆりさんに、今回はヨガでお願いしました。
ヨガをしている講堂と託児をしているえほん館を行ったり来たりしていて、その見事なコントラストに感嘆しました。子どもたちの泣いたり騒いだりする空間、これが子育ての日常でしょう。反対にお母さんたちが集中しリラックスしている空間の、静かなこと!
力をぬくことはむつかしい。力を抜こうとして力が入ったりする。抜け道があってそこに入り込む事ができれば、あるいは力の糸を束ねている箇所をゆるめることができれば、抜こうとするよりさきにおのずと抜けていくであろう。
がんばってばかりの、力を入れることばかり奨励される世の中で、息の来し方行く末に静かに意識を向けつつ、力を抜くための時間を確保できるとしたら、それこそが豊かな生き方だと思うのです。(園長)
阿野さゆりさんのシルキーヨガについてはこちら
7月は「断捨離」この聞きなれない、しかし市民権を得つつあることがらをめぐって、ダンシャリアンの南前ひとみさんに登場願って体験談と入門編を語ってもらいました。
断捨離はたんなるお片づけ術ではなくて、ものの見方、考え方に関わります。そもそも、ひとの行動は意識(ものの見方考え方)によって決められています。といってもたいていその「意識」にたいして無自覚ですから、それを意識化する。そうすると、取捨選択の余地が出てくる。変えられるようになる。で、意識が変われば行動が変わる。行動の集積が習慣であり、生活だから、行動が変われば生活が変わる。生活を変えた人が連帯してその規模が拡大すれば社会が変わり、ひいては歴史が変わる。
これは断捨離に限った話ではなく、ごく一般的なことですが、断捨離とはこういう脈絡を実践することのようです。意識をある考え方のもと明確に統制をとっていく、しかも軽快に。なのでハマると相当なとこまで行けそうです。
じゃあ、一体断捨離って何なの?ということは、以下の南前さんたちのブログを読んでください。
2学期の子育て共室、は魚市場見学にクッキングです。乞うご期待。