今年度第1回目の子育て”共”室は、初夏の「水産物直売センター」(昭和町)に足を運び、「水産庁境港漁業調整事務所資源課長」上田勝彦さんのガイド&レクチャーで市場を満喫しました。
金言といえるような話がどんどん繰り広げられます。市場のこと、境港のこと、魚のこと、漁法のこと、海のこと、環境問題のこと、調理のこと、博覧強記。
「北と南が出会う海、両方の魚が味わえる、境港は全国でもまれな湊だ!」
「陸の飢饉は海から始まる」「最近の沖は鳥肌が立つような怖さがある」
「魚がわからないなら魚屋を見よ」
「子どもが幼稚園くらいのお母さんが一番いい客になれる。その好奇心の強さとフットワークの軽さと!」
たしかに、このお母さん方の姿勢! スポンジのようにあらゆることを吸収しようとするかのようなまなざし! 赤ちゃんまでもウエカツさんを凝視(笑)
いい聞き手が、いい話を引き出します。ウエカツさんの舌も一層滑りがよい様子。
「市場をたのしんで! 市場は主婦の遊び場だ! そしてほんとは道場だ。魚を見抜く、人を見抜く、いろんなものを見抜く練習をするところ。」「今日のこの体験を、今度は自分で作っていく。親子で市場に行く。一緒に遊びに行こうかって。そして魚屋と話す姿を子どもが見る。それが子どもにとって大切。そうして、親子の日常生活の中で魚の話題がでるようになる。」というようなお話をされました。
地球の気候から手先の包丁さばきまでの話を一人の人からは、はなかなか聞けないですね。
それでは、次は親子で。