見てください! この色!
さくら組さんの育てたパプリカです。見事に光ってます。
園児さんの作品を紹介する「びさいギャラリー」のコーナーですが、これは園児が作ったものではありません。
自然の営みではない、人間の営み。その人為のもっとも高められ洗練されたものが芸術作品といえるでしょう。だから、人間が「作る」芸術とおのずから「成る」自然は対立するものととらえられます(特に欧米では)。
ただ、自然をあらわす言葉に「造化」というものがあります。自然の営みに「つくる」という働きを見てとっているということでしょう。このパプリカは天のなせる芸術作品と言えるかもしれません。
たわわに実っていますね。「ピーマン」というとさくら組の子どもたちに「パプリカ!」と注意され言いなおしをさせられましたが、それがわかるような気がします、この赤さ。
先日の台風でなぎ倒されたポプラの木です。ポプラは根が浅いにしても、大木がフェンスを押し倒して倒れ込んでいます。
パプリカを赤くするのも、木をなぎ倒すのも「造化」のいとなみ。与えもし奪いもするからこそ神聖なのです。