年長5歳児すみれ組。
ダイジェスト1の続きです。
フェスティバル後の日常風景です。見えますか?遊びで鍛錬された足腰。
寒さの中での発汗。
遊びの中で知らぬ間にたくましくなった腕。
つかむ握り手は貫禄さえ感じます。
手足の力は日に日に強くなります。
綿を紡いで糸にしたその指は毛糸を編んで長くする手に進化していました。
少しずつ形になっていく長さは・・・
集中力を帯びてますます長くなり・・・
一反もめんもびっくりの長さになりました。
造形力もパワーアップ!
幼稚園で飼っているカメの冬眠をみんなで見守ったあとには
これまたすごい造形ができていました。
寒い中でも体を使い、リアルな季節の移り変わりを感じています。そんな中、人気なのが寒い体を温める鬼ごっこ。
白熱しすぎて写真を撮れませんでしたが、最後に行われる36名対担任のガチンコ鬼ごっこ。36匹のたくましい鬼から逃げ切れない担任。4月は簡単に逃げ切れていたのに・・・
集団遊びにも全員で挑戦です。2人からスタートした「なべそこ」は日に日に人数を増やし、
盛り上がりをみせつつ、36人達成は1月に持ち越しです。
外で思い切り体を使い、みんなで挑戦する集団遊びをしてつながり、そんなすみれ組が相も変わらず燃えていること。 ヒントは頭を使う遊び。人だかりをくぐり抜けると・・・ そこは囲碁大会の決勝戦。 初めて決勝戦に進む女流棋士も登場です。
不思議なのは対局が終わると自然と起こる拍手。 誰もが憧れる決勝戦を讃えます。
毎日でもやりたいと言い切る子どもたちの熱意は、向上心と上達と名勝負数え唄を生みました。 いつもは賑やかなクラスがこの時だけは誰が決めたか私語厳禁。伝わりますか?この熱中度。
碁石の配置に隙がなくなってきました。
ちなみに皆が憧れる決勝戦は特別な囲碁盤と碁石を使います。
保護者の方のお父さんが昔使っておられたものをいただいたものです。
白の碁石が貝で出来ているというもの。海クラスにぴったりです。
名人が多数存在する囲碁(石取り)大会ですが、36/1の確率の優勝を8回続けて達成したチャンピオンはやはり雰囲気と表情がいつもと違います。
ある程度何かが上手だったり、強くなったりすると子どもの世界でも傲慢や弱い人を見下す言葉を使う子どもがいます。
このチャンピオンの1番すごいところは、相手をしっかり讃えること、決して対局相手を馬鹿にしないところ、でも飽くなき向上心を強く持っているところでしょうか。
このチャンピオンが名人に認定されたことで、他の挑戦者にも優勝のチャンスが巡ってきました。
十数年前から年長クラスではじまった囲碁という遊びは
きっと3学期も子どもたちを虜にすることでしょう。
おまけ
終業式を迎えた子どもたち。しっかりと自分のものや幼稚園のものを
きれいに掃除して新年を迎えるのでした。