年長5歳児すみれ組。
6月のある晴れた朝。製作名人がいつものように製作遊びを始めました。
「棒を作ってつなげている」とのこと。棒の長さを知りたい彼に・・・・
教師がテラスで長さを測ってみたらと提案すると、彼は 自分の体を使って長さを測りました。興味を持った他の子どもたちも便乗。
会話がとても面白い。
他の子:「これすごいがん!スカイツリーみたいだわ!」
他の子:「50千万メートルくらいあるよ!」謎の単位が登場しました。知っている知識のなかで長さや単位や数をつなげたのでしょう。実際に長さや高さのイメージは出来ていないはずです。
ほら、もう遊びがつながりました。棒の長さはどんどん伸びていき、「先生!もうテラスじゃ広さがたりない!」
「もっと広い場所を探してみたら長さがわかるかもしれないね!」と教師が伝えると全力で走り出した子どもたち・・・・一体どこへ・・・
彼らが向かった先は隣の講堂でした。確かにここならテラスよりも広いですね。
ただ、この人数ではまだ足りないようです。
すると、「ぼくも!」、「わたしも!」と風のように駆けつける仲間たち。
子どもたちを惹きつけているのは、間違いなくこの遊びの魅力です。
どのくらいの長さだったの?と聞いてみると、
「えーと、僕と○○くんと、○○ちゃんと、○○くんと・・・・・・・・・・・・・・・・・を合わせた長さ!」
長さの単位が「友だちの名前」で出来るなんて!先生はスカイツリーよりも魅力的でとても素敵な言葉だと思いました。