年長5歳児すみれ組。
見事フェスティバルをやり遂げたすみれ組。そんな今、単刀直入に「どこまでも行けたご褒美に何がしたいですか?」と聞いてみました。
子どもたちからは意外にも「キャンプ!!」という返答。
とりあえずブルーシートでテントらしきものを作った担任。こんなものでごめんと心の中で思いつつ(笑)
担任の予想に反して、遊びを遊び込もうとする子どもたち。まあケンカもしますけど悪い先生は見て見ぬ振り。自分たちで好きなものを作ってもらったらいいです。
バーベキューが始まりました。
テント追加で出店も登場。
寒い時期の楽しみ方は家庭で得たものでしょう。
少し狭くて少し暗いこの空間は子どもたちにとって特別な場所になったようです。
壊すとは言えず、結局このキャンプ遊びは一週間続きました。
まったりとしたじかんは続きます。グループに大きな紙を配り、好きな絵を書きました。テーマは各々に決めてもらいました。
彼は何で泣いているのでしょう?
理由はみんなが好きなことをしたら「ひとつの作品はできない」とのことです。チームのために大人は涙を流せますか?
色々な素敵な作品がありましたが「すみれ大賞」を受賞したのは・・・
この作品!テーマは「ピーターパン」!
まったくもってピーターパンをひいきするわけじゃないです。このグループは全員が同じ方向から世界観を共有し、なおかつ、作品ができるまでほぼ無言で完成にこぎつけました。
担任は正直5歳児特有の「協同的な遊び」を、今までと違った角度から見せてもらった感覚です。
「子どもはあそび込むと黙る・・・・」というのは夏の研修で与えられた課題ですが、こんな日常に価値観を逆転させてくれるヒントがあるとは・・・・
今や他のクラスで伝説となりつつある劇:「ピーターパン」を好きな配役で遊んでみると、そこは海賊パラダイスでした。
ちなみに、そんな海賊の親玉「フック船長」を演じた彼はまさかの先生役を演じていました(笑)これは先生がハーモニカを吹くシーン。
ほかにも厳寒の中、一生懸命に本堂掃除をする子は「手と足が凍る」と言いながらも「ぼく12月が誕生日だから本堂をきれいにする」と言って気張っていました。
ちなみに彼は大きくなったら「美哉幼稚園の先生」になるんですって!
園長先生!未来の求人就職先を抑えておいてください(願)
亀さんも冬眠の季節です。
冬眠の寝床を作ってくれたのもすみれ組さんでした。「春までお休みなさい」
広告広げて何してるの?
これは2学期の終わりに、すみれ組が最も燃えたあそび。
「紙飛行機大会」の準備風景です。ルールは簡単。一番遠くまで飛んだ人が勝ち。
工夫は自由。
流行スタイルにとらわれず、我が道で行く人。先生は好きですよ。彼の創作飛行機は、優勝は逃しましたが、誰よりも美しい放物線を描きました。
サイズを小さくする軽量化も「考える力」です。
オールドスタイルの飛行機は妙に魅力的です。
そして投げる。
投げる。
トーナメント戦や利き腕じゃない方の手で投げる大会もあり、入賞者は次の日もその次の日も獲得したメダルを誇らしげに付けて登園していました。
実は先生が見ていたのは紙飛行機ではなく、みんなの「腕の振り」なのでした。
この紙飛行機のように、新しい年がみんなにとって飛躍しますように。
おまけ
年末掃除ありがとう。