この通信を書きあげた次の日、境小学校からびさいっこの1年生がやってきた。この1年でできるようになったことを見てほしいということで、全園児の前で、なわとび、詩の暗唱、絵本の読み聞かせ、ピアニカ演奏に合わせた歌と踊りを披露してくれた。どれも堂々としていて立派だった。
お兄さんお姉さんへの質問を受けると、入学を前にした年長すみれ組の園児からいくつも質問が出た。
「理科室で実験はするのですか」「小学校の勉強はどんなものがありますか」「体育ではなにをするんですか」など、実際的で、小学校への具体的な興味関心が高まっているのがうかがえる。
そんな質問の後、年中組の子があっけらかんと質問をした。
「勉強って何ですか」
おおおおおお!!これには1年生も「えええええええ」と一様に声を上げ「勉強は勉強だがん」などと、ほとんどどっひゃーん状態であったが、ところがところが、この根本的な問いに、なんと答えが出てきたのです。
「学ぶものです」「考えることです」
おおおお!しかも何と立派な、根本的な答えではありませんか!