年中4歳児さくら組。
何やら最近子どもたちに変化を感じます。
さくら組の女子を例に挙げてみましょう。
何かを成し遂げようとするときに彼女たちは決まって円陣を組んで士気を高めます。 周辺に散らばる男子とは対照的です。
自然発生というところがまたすごいところです。
物事を男女で分けるのはジェンダー的な要素としてはよろしくないですが、学ぶことがあるならば話は別かな。
女の子を模倣してこちらも気合が入ります。模倣も学びですね。
この日は久しぶりの相撲大会。遊びで鍛えた足腰は踏ん張りという分野で成長を見せています。
もちろん名勝負は多数です。横綱から小結まで今日のベスト5がでましたが、先生には少し不安があります。
不安的中。
子ども:「今ならすみれ組(年長)に勝てるよな!!!」「絶対勝てるよ!!勝負しようよ!!」
自信が完全に過信になっています。
先生は慌ててすみれ組に行きました。それでこっそりすみれ組さんに「必ずさくら組を倒してください!」とお願い。
すみれ組さんの協力を得て、「びさいいち相撲大会」の開催です。
すみれ組代表対さくら組代表5対5のガチンコ勝負です。
先生の不安はどこへやら。さすがすみれ組。大将戦まで3対1(同情の1勝あり)と圧倒的。
さくら組の大将の彼は言わば横綱。踏ん張りは本日のさくら一。
圧倒される声援というか音の塊が幼稚園中に響きます。
しかし、すみれ組の横綱は肩から胴の体幹が安定している。力をいなすのが上手い。先生の研究心に火がついたころには勝利を収めたすみれ組の横綱。
勝負の数秒後には絵本館にいた園長先生が駆けつけるほどの熱気。
4対1ですみれ組の勝利(同情の1勝含む)。結果はほぼ完全勝利のすみれ組。びさいいちに決定。
さくら組の下剋上ならず。なんかホッとしました。すみれ組さんありがとう!
天狗の鼻を折られた形となったさくら組。感想は・・・「すみれさんは強かった・・・」
相手の強さを認められるのは立派です。上には上がいることを知りました。
この日からさくら組の雑巾掛けには妙な雄叫びが発生しています。さてはまたリベンジしようとしてますか?
すみれ組が今までより近くて遠い憧れになった日でした。
そんな謙虚で努力家のさくら組を先生も模倣します。模倣は学びです。