静かな文字への階段を

 年長5歳児すみれ組。

節分前には窓ガラスに様々な鬼が並びました。

 

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鬼の名前は色々あって、「おこりんぼおに」「おやつ食べ過ぎてしまうおに」「なみだおに」「お母さんになんでもやってもらうおに」「いじわるおに」

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先生は「危ない海にもでかけてしまうおに」を作りました(笑)子どもたちは絵本の中で様々な鬼と出会いました。そして多様な考えを持った上で、自分の心の中の鬼を自問自答して探しました。

ひとつ子どもたちに伝えたことがあります。それは節分の豆まきで鬼を「やっつける」のではないことです。
あくまで自分の中にいる鬼を「追い払う」「こらしめる」ということです。
「やっつける」というのは簡単に言えば武器を使ってボカーン!!とやって終わり。これでは意味がありません。大切なのは自分の中の弱い部分と向き合って、「こらしめ」て「改心」することです。そんなすみれ組の豆まきでした。

もうひとつ、子どもたちが食後の10分間で楽しみにしていること。それがひらがなのかきとりです。
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姿勢や鉛筆の持ち方を意識して取り組みます。


 

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みんな集中しています。

普段は賑やかなクラスなのに聞こえてくるのは鉛筆で文字を書き写すその音だけ。


 

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隣のクラスの子が図鑑を借りに来ても、その異様な静けさを眼前にして、「あとからくるね」と言いました。


 

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そのただひたすらに静かな音が、静かな文字への階段を登る音のように聞こえます。

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